タイトル | 【公式】スタディサプリ―高校・大学受験講座― | |||||||||||
運営会社 | リクルート | |||||||||||
価格 | ベーシック月額2,178円 合格特訓コース月額10,780円 | |||||||||||
講師 | 関 正生、肘井 学、岡本 梨奈など有名講師多数 | |||||||||||
目的・分類 | 高校の授業補助・大学受験対策 | |||||||||||
講座 | 通年・科目別講座、志望校対策講座、共通テスト対策講座 | |||||||||||
総合評価 | ||||||||||||
対象・到達レベル (偏差値目安) | 日常学習 (ALL) | 教科書基礎 (40~45) | 教科書標準 (45~50) | 入試基礎 (50~55) | 入試標準 (55~65) | 入試発展 (65~70) | ||||||
対象・到達レベル
・全ての高校生と学び直しを考える大人
・アプリを通じた映像型の授業が何度でも受けられる
・一般的な国公立から最難関大までを網羅するカリキュラム
スタディサプリは業界に一石を投じた授業型アプリです。従来なら予備校の映像型授業を受講しなければ体験できなかった授業を、安価、かつ自宅にいながらスマホやパソコンを通じて体験することができます。
まだまだ予備校や学習塾も存在していますが、この先10年で一気に淘汰されていくと思います。少なくとも従来のような優秀な先生の授業をパッケージにして高価に販売する、あるいは集団型授業で大量の生徒を囲い込む形では全く集客できなくなるでしょう。
基本的な授業はスタディサプリで十分な時代
参考書による自学自習が認知され、youtubeによる無料の講義動画が増え続け、AI時代にも突入し、いよいよ予備校や学習塾に価値はあるのか?と疑問に思う人が増えてきています。個人的にそれらの価値は今でもあるにはあると思っています。中学生以下なら環境の影響は大きくなりますし、東大や医学部のような最難関大学を目指す受験生にとっても同様の試験を突破した先人の考えは非常に有益です。
では、そうではない高校生はどうでしょうか。少なくとも授業を受けるだけならスタディサプリで十分です。youtubeの無料講義動画も充実し始めていますが、やはりプロの講師に比べると授業の質は落ちるものもありますし、大学受験の体系的な学習を促すものと比べると心許ないのは事実です。補助教材の補助教材のような位置づけが現状ではちょうど良いと思います。
もちろん、スタディサプリが万人に合うとは限りません。先生の教え方にも、選ぶ言葉にも納得できるかどうかは個人差があります。つまりはスタディサプリのような質の高い授業を軸として、その他の選択を検討する形がより良いのではないかと考えます。無料講義動画の質が上がり切ったとき、予備校や学習塾の存在が完全否定されたときには、スタディサプリも必要ない時代と言えますが、現状はまだまだプロ講師による授業の価値はあり、それを気軽に体験できるサービスの価値は否定しきれないと思います。
地方受験生の救世主
教員不足が嘆かれるようになった昨今、特に地方の高校は教員の質が明らかに低下しているとの声も上がっています。いわゆるブラック企業並に忙しいと言われる教職に、優秀な人材は流入せず、授業の質まで低下するのは必然と言えるでしょう。そういったあおりを受ける現役生は授業の質の低下にも気づきにくく、大学受験を考えるにしても、学校の授業がそもそもハンデになってしまっては厳しいのも当然の成り行きです。
大半の時間を過ごす学校の授業の質が将来の質を大きく決定します。この点を改善せずして、どこを改善するのか。大学受験を考える人は、スタディサプリのような一定の質が担保された授業を受けるべきです。様々な事情から学校の授業は受けなくてはならないとしても、より優秀な先生を選択できる環境にあるなら絶対に活用しなければなりません。大人になると特に、優秀な人間が周囲に与える影響の高さを実感しているはずです。
月額2,178円ですから、一般的な学習塾に比べて遥かに安くて質が高い。破格の値段設定と思います。べた褒めしていますが、授業を受けるだけならスタディサプリ以上のものはほとんどなくなっています。