アクセスノート物理(基礎)・化学(基礎)・生物(基礎)―レベル・難易度・特徴・評判【レビュー】

タイトルアクセスノート物理(基礎)・化学(基礎)・生物(基礎)
出版社実教出版
出版年・価格640~920円
著者実教出版編修部
目的・分類教科書傍用問題集、定期テスト対策
問題・ページ数
(完成日数)
100ページ前後
総合評価
対象・到達レベル
(偏差値目安)
日常学習
(ALL)
教科書基礎
(40~45)
教科書標準
(45~50)
入試基礎
(50~55)
入試標準
(55~65)
入試発展
(65~70)
※[入試基礎=日東駒専・共通テスト・地方国公立] [入試標準=MARCH・標準~上位国公立(地方医学部含む)] [入試発展=早慶・旧帝大・医学部・一橋・東工大(科学大)]

対象・到達レベル

・教科書レベルをしっかり固めたい人

・用語理解から基本的な計算、実験考察問題にも対応

・偏差値(全統模試)では50~55程度まで望める(次のエクセルシリーズまで取り組めば60~65まで)

 本書は実教出版から出版されている教科書傍用問題集です。教科書レベルを網羅的に固められるため、現役高校生の定期テスト対策をはじめ、入試基礎としても機能します。本書の冒頭には中学理科の復習も少しばかり含まれているため、中学から高校への接続を円滑に行えるようにもなっています。

必修整理ノートやリードライトとの比較

 理科科目の基礎事項を押さえる参考書・問題集の有名どころには『必修整理ノート』と『リードライト』があります。必修整理ノートは基礎用語の理解と暗記に重きが置かれ、リードライトは本書に近い形式で教科書レベルの用語から計算まで幅広く押さえるつくりになっています。

 理科や社会のような科目は第一に独特の用語を完璧にマスターし、淀みなく文章を理解できるようになる必要があります。それは教科書と定期テストだけでも十分と言えば十分なのですが、毎回完璧に取り組めている人は少ないと思うので基礎事項を押さえられる参考書・問題集は有用です。

 分量と負担の観点から言えば、必修整理ノートがオススメ。教科書レベルをしっかり押さえたい人は本書とリードライトのどちらかになりますが、市販でも解答が付属している本書を推します。手っ取り早く用語だけ押さえたいなら、本書のポイントチェックだけでも良いでしょう。本書の章末問題が全て共通テスト・センター試験の過去問になっているため、本書だけでも6割、過去数年分の過去問も加えて7割以上は狙えます。

問題が解けないことから始まる勉強

 どんな科目も第一に講義を聴いて全体像を把握しながら、個々の事柄についての漠然としたイメージをつくります。現役生であれば、学校の授業をなんとなくでも聴いているだけでそのような理解の土台は構築されます。理解の土台は個人差が出やすいものの、あるのとないのでは大違いです。

 このあと何度も講義(参考書)を読み込んで理解を深めようとする人もいますが、できるだけ早くに問題に触れてみることをオススメします。志望校の過去問にしてもそうですが、試験で問われる知識や計算がどんな種類のものか、どの程度の正確さ、深い理解を求められているのかといった点を問題から把握しないと効率が悪くなります。わからないことを実感し、わからないところをわかるようになることが第一歩なのです。わからないことは情報としてゼロではありません。

 試験を目的にしないものは学習であり、この場合はとにかく好奇心に身を任せて知識を吸収したり、理解を深めたりすれば良いのですが、同時に自己満足に陥りやすく、肝心の試験で結果を残せないことがしばしばあります。試験問題を解くための武器を揃えるのではなく、漠然とした数学力や英語力に頼って試験に臨もうとしているのです。受験勉強は常に問題が解けないことから始まります。なぜ、問題を解けないのか?という思考が出発点。その答えを求めるとき、初めて参考書の力が正しく引き出されるようになります。

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