ベストフィット地学基礎―レベル・難易度・特徴・評判【レビュー】

タイトルベストフィット地学基礎
出版社実教出版
出版年・価格2022/4/28
著者実教出版編修部
目的・分類教科書~共通テスト対策問題集
問題・ページ数
(完成日数)
144ページ
総合評価
対象・到達レベル
(偏差値目安)
日常学習
(ALL)
教科書基礎
(40~45)
教科書標準
(45~50)
入試基礎
(50~55)
入試標準
(55~65)
入試発展
(65~70)
※[入試基礎=日東駒専・共通テスト・地方国公立] [入試標準=MARCH・標準~上位国公立(地方医学部含む)] [入試発展=早慶・旧帝大・医学部・一橋・東工大(科学大)]

対象・到達レベル

・教科書(定期テスト)~共通テスト対策までの問題集

・本書一冊で共通テスト8割以上を狙える

 本書は実教出版から出版されている教科書傍用問題集です。科目によって異なりますが、実教出版の教科書傍用問題集はアクセスノート(定期テスト+αまで)、ベストフィット(共通テスト対策まで)、エクセルシリーズ(私大・国公立二次対策まで)の3つがあります。そして地学の場合、国公立・私立ともに入試科目での採用がかなり少ないため、共通テストの科目として採用される地学基礎のみを取り扱っています。

本書の構成

1章 地球の構成と運動

要点Check
正誤Check
標準問題

演習例題
演習問題

2章 大気と海洋

3章 宇宙、太陽系と地球の誕生

4章 古生物の変遷と地球環境の変化

5章 地球の環境

大学入学共通テスト特別演習

重要用語Check

※各章の冒頭に中学理科の復習があります。

 要点と正誤Checkで知識問題を扱い、標準問題や演習問題で思考力を問う問題を中心に取り扱っています。本書は教科書傍用問題集とは言え、共通テスト対策に特化した構成になっているため、本書一冊を仕上げるだけで8割以上を狙うことが可能です。

アクセスノート、エクセルシリーズとの比較

 実教出版は理系需要に備える物理と化学、文系需要に備える生物基礎と地学基礎という方針が見て取れます。その根拠としては物理と化学だけアクセスノート、ベストフィット、エクセルシリーズの3つが出版されているのに対して、生物はアクセスノートとベストフィット(生物基礎のみ)、地学基礎はベストフィットのみとなっているからです。今でもエクセル生物は出版こそされているものの、新課程に対応していないために利用する意味はほとんどありません。

 二次対策まで考慮するとエクセルシリーズを推奨しますが、共通テストまでであればアクセスノートか、ベストフィットで十分です。生物基礎を例にすると、アクセスノート(88ページ)はだいたい6割~7割狙い、ベストフィット(144ページ)は8割以上を狙えます。どちらも章末問題に共通テスト・センター試験過去問が採用されているため、単なる教科書傍用問題集よりもしっかりした対策になっている安心感があります。なお、エクセルシリーズはおおよそ全統模試偏差値60~65が到達点になるため、難関国公立を志望する場合にはさらに国公立標準問題集Campassや標準問題精講を加える必要があります。エクセルシリーズも共通テスト対策として機能しますが、共通テストのみに絞ると費用対効果がそこまで良くありません(8割~9割は狙えます)。

 また、共通テスト対策までであれば、講義系参考書より教科書の方が有用です。講義系参考書では『宇宙一わかりやすい』『はじめからていねいに』などが有名ですが、こちらは授業をあまり聴いていなかったり、定期テストの成績が芳しくなかったりする場合に限り用いることを推奨します。共通テストは指定教科書が試験範囲のため、できるだけ教科書を軸に勉強した方がより良いと思います(理科と社会)。ちなみに教科書傍用問題集はAmazonなどでの取り扱いが不安定なため、最寄りの教科書取扱店から取り寄せる方が確実です。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!